DEPP-HPA⑧小変更と完成品の測定

そういや音量がデカ過ぎだったんよ。そのまま作っちゃったじゃんよ。(爆)
出力トランスの8Ωタップから変更します。その他ちょっと。そして最後の測定。












【感度・音量を下げました】
当方が所持しているヘッドホン、イヤホンでは少々感度が高過ぎの感じです。
現状のままですと音量VRの回転角もかなり絞り気味です。
ちょっと使いにくいですな。

まあ簡単に、トランスの所で実行してみました。
これは検討を始めた頃の写真でした。
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青〜白で使うと8Ω。
黄〜白で使うと4Ω。
青〜黄で使うと?Ω?

さて実際に試聴してみましたら黄〜白の4Ωで使うのが良い感じでした。
青〜黄では音量が下がり過ぎ? 青〜黄は16Ω等のローインピ向けかもね?


場合によっては下図の様に切り替える事も可能ですな。
やり過ぎと思いますが。(爆)
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各々の切り替えを行った時の性能を測定しておきます。
下図は周波数特性および利得ですな。
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*周波数特性自体は変化ありませんな。
*なるほど2.5dB程度の変化なのね。
 もちょっと下げたくもありますが、まあいいや。
 音質も8Ωよりちょっと良くなる気もしますし。
*青〜黄はやっぱり下がり過ぎですな。


下図は歪対レベルです。
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まあ2Vrmsは出なくなりましたが総合的には良いんじゃないでしょうか。












【出力端子に68p追加】
ついでに追加しました。
68pの追加で発振しない事を確認しました。
音質の変化は微妙です。気のせいかも?(爆)
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【MOSFETを変更】
2N7000または2N7002のままでも問題ありません。
当方は更に別のMOSFETに変えてみました。2SK2541という奴です。
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ちょっと2SK2541に期待したんですが、
2N7002と比較して若干ヤワな音になった様な気もしますし、
良く言えば微妙に繊細になった様な?

変更する意味は無かったんだと思います。(爆)
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いつまでいじってんのよと、いいかげんにしろと、
そういう啓示ですな。(爆)

これで完成と致します。











【最終の回路図】
ちょこっと手を入れてしまいましたが、
下図となりました。
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【各種の測定】
やはり最後には必ず確認しておきます。ポカミス防止にもなります。
まずは波形です。
クリップしないレベルの時。
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橙がLch、桃がRch。
ボリュームを可変してみたり、入力信号を入れたり切ったりしてみまして、
波形乱れや間欠発振などが無い事も見ておきます。

次はクリップし始めのレベルです。
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1.6Vrmsでした。
まあ4Ωのタップに変更した事で2.5dB下がりましたからね。
10^(2.5dB/20)≒1.33倍
1.6Vrms*1.33倍=2.128Vrms
8Ωのタップでは2.128Vrmsのレベルだったかも? という事ですな。


下図は周波数特性です。
入力レベルを変更して、それぞれ測定してみました。
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1.28Vrmsの時は出力トランスが低域で磁気飽和しちゃうので左肩が下がります。
検討時点の結果と同じですな。


下図は歪対レベルです。
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綺麗なカーブですな。
特定のレベルで微妙に発振したりすると、このカーブが凸凹したりします。
まあ無問題。


下図は歪対周波数です。
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左上がりなのはトランスの特性そのものですな。
1kHzあたりから高い周波数では0.1%を切りはじめて良い感じ。
高域で歪が上昇するのは良くありませんが、そういう傾向はありませんです。


下図は漏話です。クロストークですな。セパレーションとも言いますな。
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イヤホンジャックの配線で悪化します。
今回は比較的に良い感じでしたが、イヤホンジャックでGNDを分離したから?


下図はS/Nの確認。
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基準レベル(ノークリップ最大レベル)を0dBFSに調整して、
IHF-Aフィルタを使った音圧レベルを読みます。
結果からS/N=96dB
(これ以上のS/Nを測定するには60dB計測AMPが必要になります。)


上記の周波数特性は20kHzまででしたが、
下図では40MHzまで確認してみました。
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-3dBポイントは265kHzでした。
けっこう伸びている方だと思います。
位相が180度回るのは1.6MHzなので発振の心配はしなくてもOKですな。


下図は出力インピーダンスと、電流の位相です。
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この計測にはAPB-3と低周波用のブリッジが必要です。

出力インピーダンスは1kHzで1.15Ω。20kHzで2.7Ωくらいでしょうか?
かなり小さい値ですな。
OP-AMPじゃ無理かも?(爆)

そして電流の位相が面白い。
1kHzでも既に7度くらい回っておりますな。
20kHzでは何と61度も位相が進んでいます。
ちなみに、
電圧じゃなくて電流なので、オシロ波形で見ても判らないと思います。
いやしかし、
もしかして、
スピーカーがつながると色々作用するんじゃないの?
空間が異様にフワ〜ッと広がって聞こえる理由かも?


コンデンサや抵抗で音色付けすると滑らかになった事と引き換えに
音が平面的になりのっぺりしてしまいますが、
当方の作ったDEPP-HPAは違いました。
元の音を損なう事なく空間や艶やかさ等が更に演出されるという、
面白いです。
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ハイファイの方向性じゃないので勘違いしないで頂戴ね。
あくまでエフェクターですから。(爆)


あーやっと出来た。
以上です。











当方は一切のサポートを致しません。だって古典回路だもん。(爆)
古典回路なので誰でも自由に自己責任の範囲にてご利用可能です。
局部帰還にして独自化した部分も大した方法じゃないのでご利用OKと致します。

しかし当記事の定数や部品のまま使うのではなく、自分で設計して下さい。
解らない所があったら参考書を見れば載ってますよ。
そして皆さんが設計されたものに関して当方は一切関知致しません。
たまたま定数が一緒でもそれは偶然の一致です。当方は無関係。(爆)
面倒な事を持ち込まれる可能性があるので、お墨付き(許可)は付与致しません。



































下図がブロック図です。(爆)















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2017.10.31ブロック図をより忠実に直しますた。(爆)

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by ca3080 | 2017-10-30 08:39 | オーディオ&電子工作
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