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あん肝

注意!キモい内臓の写真満載です!(爆)




一時期は生のアンキモを避けていましたが、もう大丈夫なんでしょうかね?
スペイン産の缶詰も入手できませんしね。
問題無いから毎年スーパーの鮮魚コーナーに並んでいるんでしょう。(爆)

仕込み方ですが、
電子レンジで仕込む事も可能かも知れませんが、リスクが高そうです。
電子レンジの中壁が生臭くなっちゃうのは勘弁ですな。(爆)
よって普通の仕込み方でやってみました。









下図はキモ画像の直撃を避ける緩衝帯です。
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特に意味はありません。(爆)









【筋を切る〜血抜き】
スーパーで購入しました。
あん肝 128g(4切れ入り)。

筋とか血管は大まかに除去されている様で綺麗です。
見た目が綺麗なやつを選んだほうが簡単かも知れませんな。
デロ〜ン。(爆)
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大まかな筋は除去されている様ですが、
細かいところには筋が残っています。
フォークで引っ張ってみました。
ビロロ〜ン。(爆)
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この筋を左手で引っ張りながら、キッチンバサミで根元から切り取りました。
血管みたいな所もハサミで切り取りました。
キッチンバサミが無いと非常にやりにくいと思います。

一通り切り取ったら、次は血抜きをしました。
塩水に漬けます。

塩を小さじ中盛り1杯。
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水を100cc入れました。
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テキトーですが、
だいたいOKな濃さの食塩水になったと思います。
海水浴を思い出して舐めてみれば判断可能。(爆)
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そこに筋を取ったアン肝を漬けて、血抜きをしました。
ドゥル〜ン。(爆)
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このまま20分〜30分ですな。
放置します。

30分たちました。
うえっヘッヘ。(爆)
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食塩水もけっこう濁りました。
血抜き完了ですな。

これをザルに上げて水道水を掛けながら軽く洗いました。
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【臭み取り】
普通の仕込み方です。
日本酒は臭み取りにけっこう効くと思います。

酒を100cc用意しました。
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そこに、先ほど洗ったアン肝を入れて漬けます。
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このまま40分〜1時間くらいですな。

さて1時間たちまして、
デレ〜ン。(爆)
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ふたたびザルで水分を切りました。
この時に水を掛けちゃ駄目でしょう。
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厚手のキッチンペーパーで水分を吸い取りました。
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そいつを更にキッチンペーパーで2重に巻きまして、
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両手で押さえてしっかり水分を抜きました。
グニュッ。
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これで臭み取りが完了した感じです。









【形成】
4切れありましたが、1切れを3分割して、
全体を3つに分けました。3ブロック。
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1ブロックをラップの上に置きまして、
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くるっと巻きまして、
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両端を押さえて形成してから、ラップの両端をよじりました。
よじった部分は内側に折りたたみます。
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巻いた後に両端をねじるとパンパンに締まります。

これをアルミホイルで巻きました。
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これね、蒸して温度が上がるとアン肝がデロデロに柔らかくなるんですよ。
そうするとラップだけじゃ形が崩れてくるみたいです。
しかもアン肝から油が染み出して、ラップがほどけてきちゃう様です。

更に、アルミホイルで包むと熱の伝わりが均一になる様です。
色々な意味があるんでしょう。

3個できました。
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【蒸す】
煮るんじゃなく、蒸します。
蒸し器は使わず、フライパンを利用してみました。

フライパンに割り箸を置きました。
フライパンの縁に箸がつっかえて動かない! という所がポイントですな。
そこに水を入れました。割り箸が水没しない程度です。
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上に並べて乗せました。
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このまま強火にしました。

水が沸騰したら弱火にしまして、蓋をしました。
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蓋が無い場合はアルミホイルで蓋を作ればOKでしょう。

温度計で確認しましたが、
蒸気の温度は85℃〜90℃に保たれるみたいですな。
煮ると100℃になっちゃうので、それも駄目かも知れませんな。
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弱火のまま20分〜30分蒸しまして、蒸し上がりました。
お湯がちょっと白濁しました。
割り箸エキスも入ってますからお湯を飲んじゃダメですよ。(爆)
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熱々ですと、中はデロデロです。
冷めるのを待ちましょう。

2個はポリ袋に密閉しまして、
冷めてから冷凍保存しております。まあ正月向けかも?
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何回か冷凍した事がありますが、
普通に解凍してもアン肝が崩れる等の影響は無さそうです。

ちなみに、アルミホイルの下側が茶色に変色しています。
これはベーマイトというアルミの水酸化物が生成されたためらしいです。
水と熱で生成して水に不溶との事なので食品への影響は無いでしょう。
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この1個は冷蔵室で普通に冷やしてから食べます。

さて、冷蔵室で十分に冷えまして、固まった様ですな。
冷蔵庫から取り出して開いてみました。
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切るとこんな感じです。普通のアン肝ができました。
 あん肝_e0298562_8595948.jpg

見た目だけは上出来です。(爆)









【食った】
ちょっと趣向を凝らして、7mm厚くらいに切りまして、
切り口に小麦粉を付けてソテーにしてみました。

焼けたやつを更に寿司にしてみました。
期待感が非常に高まるビジュアルです!(爆)
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ちなみに上はビン長マグロで、右はカツオです。

ん〜、
高級あん肝寿司?

あれ?
思ったより濃厚には感じないよ?

イ、イマイチ?(爆)
失敗か?(爆)



という事でポン酢です。
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おっ?
イケますよ?
大丈夫ですな。

ふ〜ん?
つまりソテーにして寿司にすると酢飯に負けるという事?(爆)
あれはもったいねぃ食い方だったんだな。
やっぱり定番が一番旨いんですな!


ところで調味料にはハイグレードな奴を推奨します。
ポン酢、もみじおろし、ネギ、この3つで味がぐっと引き立ちます。
ポン酢は控えめが宜しいですな。
そしてちょっとづつ熱燗とともに味わうのが良い感じです。

味噌汁にするのも旨いですよ。




いや〜寿司で大失敗と思いキモを冷やしましたが、(爆)
ちゃんと出来てて良かった。

半日くらい掛かりましたが仕込んだ甲斐がありました。









あくまでも自己責任で宜しくお願い致します。
以上で御座居ます。














by ca3080 | 2016-12-18 09:40 |  ┣和食系
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