アンプの出来が良いのでケースに組み込んでみました。
部品の選定とか、配線の影響とか、詳しい内容は過去記事をご参照下さい。 ご参照リンク 「D級アンプTPA2006D1」 その① その② その③ その④ 【回路図】 TPA2006D1の回路図はすでに過去記事へ掲載しましたが、もうちょっと具体的に、 実体配線図に近い形の回路図を書いてみました。 図をクリックして拡大できます。 ![]() *配線の分岐するポイントは図の通りとします。まあ5mm以内なら大丈夫。(爆) この影響は、測定結果に表れる範囲で性能が変わります。 *RCAピンジャックはシャーシに接触しないタイプです。非常に重要です。 *シャーシはR36の47Ωで浮いています。この程度でハムも乗りません。 スピーカー出力がシャーシにショートしても安全です。 *電源スイッチは2Aの電流を余裕で扱える容量の物を選択します。 *その他の部品は説明が面倒なので過去記事をご参照下さい。(爆) *DC6V以上の電圧を作る倍電圧整流の部分です。C31,C32ですな。 OUT−側にしましたが、OUT+でもOUT−でも、どちらでも問題ありません。 このままの形で作成します。 音量調整のATTは高価になるので、激安の可変抵抗としました。 その代わり音質改善策も盛り込みます。これはポタアン③で公開済みの手法です。 ![]() 可変抵抗周りだけじゃなくて、一応はそれなりに気を使って作ります。 この辺の手法は2Wx2chミニアンプ④に記載しました。 *黄色部が広がらない様に細く狭くして、妨害電波などをキャンセルします。 電源からの磁力線もキャンセルできます。 *RCAピンジャックの基準電位もけっこうポイントですな。 *高周波領域を安定化させるためにGND-GND間にコンデンサを入れます。 【基板を作る】 TPA2006D1を使って実験した過去記事では、基板サイズが小さ過ぎました。 よって下図の様に作り直しました。可変抵抗とシャーシGNDが盛り込まれました。 ![]() *入力カップリング・コンデンサの0.1uF側(C16,C17,C26,C27)ですが、 まあまあの物に変更してみました。KEMETのZ5U特性GoldenMaxですな。 この変更による改善効果は聴き取れませんでした。(爆) 4.7uF側は相変わらず村田のRDEC71E475K2K1C03Bのまんまです。 *ツェナD31のあたりに2ピンの丸ピンがありますが、無視して下さい。 この辺をもうちょっと改善と思いまして実験しましたが効果無しでした。 *R36の47Ωも丸ピンに刺しています。燃えた時に交換できる様にした訳です。 この抵抗が燃える場合はシャーシへのショートですな。滅多に無いでしょう。 2015.07.12追記。 色々な改善策を施してもD級アンプには限界があって駄目でしたという話。 超高音質のアンプならKEMET_Z5U_0.1uFも聴感上の効果があるでしょう。 D級アンプは高音質に仕上がるかも知れませんが超高音質にはならないかも? 下図は半田面ですな。 フォノアンプの時に実験に使った基板を再生して使用。ジャンク基板です。(爆) ![]() すべて裸導線じゃなくて、長い箇所はUEWを使っています。 この程度の部品点数なら作り込みも楽ですな。 【筐体の穴加工とスピーカー配線】 高級なケースに組み込んで音質勝負をすれば面白いかも知れません。 勝ったら種明かしする訳です。まあ当方はそんな悪気のある事はしませんが。(爆) 当方はいつものビンボーシャーシで作成しました。LEADのS-7を採用。 いずれの筐体でも一番大変なのが穴加工ですな。これで1日以上掛かっちゃいます。 ![]() *フタがありませんが付けられる様にしました。 横板の所に四角棒のアルミサッシを追加しました。 *スピーカー端子は、最安のジョンソンターミナルですが、 音質劣化の生じにくい方法で取り付けします。 スピーカー内部配線材ですが、PEWのφ1.2mmですな。 これの先端をカッターナイフで削ります。 ![]() これをジョンソンターミナルに絡めます。 ![]() エヘヘ上からの写真じゃ判りにくいですな。 こんな感じです。2Wx2chミニアンプ④に問題提起してありました。 赤い方はPEWφ1.2を絡めた状態。黒い方は絡めようとしている途中です。 ![]() 筐体内側の固定ですな。あとはプラスマイナスのマークも忘れずに。 ![]() 基板側を半田処理する理由もあります。 基板のネジ式ターミナルが半田メッキor錫メッキだからです。 両チャンネルが出来ました。 ![]() 【基板の組み入れ】 あとちょっとで完成です。 ![]() RCA端子の所に抵抗が付いていますが、 まあRch側をセミ・バランス式にして実験してみました。 ![]() L/Rの分離が良くなりますな。ハムノイズ等に強くなるかも? でも効果は聴き取れないかも知れません。(爆) そしてフタですが、アクリル板で作ってみました。 ![]() 音質は小さい基板で実験したときと変わらず、かなりの高音質です。 【追加の震動対策】 少々気になったので震動対策も実施しました。 ![]() *電源の白い線と入力の線がちょっとビビりがある様です。 筐体を叩くとビンビン言います。そこはシリコンチューブを枕にしてみました。 *LEADのアルミシャーシS-7もスキマがあってビンビン鳴きます。 ここはボンドを流し込んでみました。はみ出しに注意! アロンアルファは蒸気みたいに白く曇りが出ますから、こりゃまた注意ですな。 *アクリルのフタも接触部に布テープを貼りました。 包帯を止める布テープが薬局に売っています。 *底には両面テープ式のゴム足を貼付けました。 まあ今回は軽い内容です。 筐体に入れますと使い易いですし長く使えます。 TPA2006D1を使ったアンプは組み立ても容易なレベルと思います。 記事の内容は鵜呑みにせずご自身で実験評価して下さい。 そして当方はめんどくさいので一切サポート致しません。(爆) 以上です。
by ca3080
| 2015-07-11 11:53
| オーディオ&電子工作
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