SL-1200Mk3改造④アーム内の配線

アーム内部の配線を交換します。単純な交換じゃなくて大胆に。(爆)



中古品とは言え改造にはリスクが伴います。
失敗すると故障しますから、むやみな改造はやめましょう。(爆)

すべて自己責任で御座います。


【前説】
SL-1200は音がふやけ気味で分離感もあまり良くありません。ボケ音。
音が太いとか一体感がある(乗りがある)という風にも表現可能。(爆)
そういった音の特徴を作っている原因はアーム内の配線材ですな。
アーム内の配線を交換すれば変化があるでしょう。
しかし、
アームの動きを妨げる様な太い配線材を使う事が出来ません。
単純な交換だと非常に細いワイアを選択する事になるでしょう。

それではどうするか?
ある程度の太いワイアでも動き易い様に構造変更します。
構造変更ですから、もう見た目にもボロくなりますよ。(爆)
見た目が大事な人は実行しないで下さい。(爆)


【実践!】
①本体からアームを取り外します。
ネジ4個で本体から分離できます。更にネジ4個で裏ブタを外します。
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②早速ですがパイプ部分の配線です。
まずはアームを分解し、元の配線を切り取って捨てます。(爆)

配線材はUEWのφ0.2mmを使用します。PEWでもOKなんですが、
PEWは半田付け等の作業性が悪くφ0.2もあまり売ってないのでUEWにしました。
*ワイアの種類に付いては過去記事をご参照下さい。→配線材について
 これ以上太いとアームの動きがにぶくなります。
 これ以上細いと音にカスレる感じや曇る感じが出て来てしまいます。
 でも元々の線より断然良いです。アームの動き重視ならφ0.18等も使えます。
*スリーブは綿の丸紐です。ティッシュを巻いてもOK。(爆)
*LchとRchはそれぞれ緩ーく適当にツイストします。写真参照。
*綿スリーブに穴通しするにはUEWを300mmで切ったら難しいです。
 600mmで切って半分に折れば穴通しし易いです。
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かしめ端子が無いとピンがすっぽ抜けちゃうんですな。



③パイプ部分の組み立てです。
綿スリーブは音質的な理由の他に、ネジの先端でワイアを痛めない理由もあります。
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この段階でピンのバネ性に問題が無いか確認しておきます。
ショートが無いかテスターで確認したいですな。
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④コマ部の切断!
こういった改造は見掛けませんな。当方オリジナル。世界初かも知れません。(爆)
まあ元々の小さな孔にワイアを通すとワイアの動きが制限されてしまいます。
これではアームの動きが自由になりません。だから斬る!(爆)
そしてφ0.2mmもある太いエナメル線を使用するには必須の改造です。

まずは、
切断する時の切りくずがベアリングに付着しない様にテープを巻きます。
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これを金鋸で切断します。切断面はヤスリがけします。
下図の写真を参照して場所と程度を把握します。
切断面を黒マジックで塗れば目立ちませんよ。(爆)
切りくず等を掃除機できれいに取り去ってからマスキングテープを外します。
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⑤コマ部の組み立てです。
コマ部を組み立てる前には、
必ずアンチスケーティングのノブを「0」にしてコマ部をアームベースにはめます。
UEWの配線は短い綿スリーブを通します。下図参照です。
配線を通す方向もご参照下さい。
アームの動く支点になっているネジは仮止めで若干ガタつく程度にしておきます。
(この時点ではウェイト無しでアームユニット単体です。写真は後で撮ったやつ。)
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歯車が見えますので干渉しない位置に調整。
ちょうど白い樹脂の棒が立っているので、引っ掛けるなど利用してもいいかも?
上に記載しましたUEWの長さは少々長めになっています。
適度な長さに切りますが、10〜20mmの余裕を残した方がいいんじゃない?
テスターでLRと極性を確認してUEWを基板に半田付け固定します。


⑥RCAシールド線の取り付けです。
前回の記事でRCAケーブルを作成しましたが、これを取り付けます。
網線の末端がバラけない様にハンダでまとめておきます。
網線が他の端子などに接触しない様に注意ですな。
バインド線は弱いのでインシュロックで固定です。
アース線を通す場所はφ0.2mmのUEWに干渉しない位置という事です。
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配線と半田付けが完了したら、RCAの先からシェルの先までテスター確認です。
アース線も忘れずにチェック。ショートしていない事も確認。
OKなら蓋を閉めて組み立て工程に入ります。
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あとはネジをして本体に取り付けます。組み立てとしては完了ですな。


⑦調整と確認です。
仮にシェル等を取り付けて0gでバランスさせます。
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アームの支点となっているネジの調整は非常に微妙です。
前回の記事をご参照下さい→SL-1200Mk3改造③ネジ
そして配線の調整。「つ」の字と言いますか「?」の形をいじって
動き易い様にします。
*アームを0gでフラフラの状態にバランスさせた時に、
 アームの位置はターンテーブルのやや内側へバランスする様にします。
*アームをフラフラさせた状態でアンチスケーティングのツマミを回し、
 アンチスケーティングが掛かるっぽい事を確認します。
*次にアンチスケーティングを0にして、
 針圧を0.3gとか弱い設定にしても、カートリッジ側が下がる事を確認します。
 (弱い針圧でも針が下りる事を確認するという事。)
*ここまで調整したら実際のカートリッジを装着します。
 針圧0.3g、アンチスケーティングを0。
 レコードをターンテーブルにセットします。回転させず停止状態。
 レコードの最内周に針を下ろして、針がまっすぐ下りて動かなければOK。
 音溝じゃない平らな所ではどうでしょう?
 針が下りてもカートリッジが外周の方へ引きずられてしまうのはNG。

だいたい以上で完了ですな。



【効果の確認】
あとは普通にセットして調整して、レコードを聴くだけです。
情報量もアップし音が瑞々しく繊細になりましたが、充実した濃い音が出ますぞ!
全体にスッキリ明瞭でパンチのある音も出ます!
これは矛盾じゃなくて、音楽ソース別の音がするという訳です。
こりゃもう別物です。
前回までの改造を含めて、メインで使っても良いグレードになりました。

ただし、この変化が誰にでも判るという保証はありません。(爆)



もうちょっといじってみます。(爆)


【注意事項】
何があっても自己責任です。
何らかの問題が発生しても当方は一切の責任を負いません。
そして当方はめんどくさいので一切サポート致しません。(爆)

以上です。




















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by ca3080 | 2014-09-27 13:43 | オーディオ&電子工作
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