番外編・レコード盤

音質確認用のアナログ盤を1枚。有名盤です。
アクセサリーの一種として掲載してみます。



【前説】
周波数特性や雑音や歪、漏話などは測定できますが、
電気的特性を良くしても実現できない音があります。
「奥行き広がりのある空間的な音」がリアルに再生できる装置は少ないのです。

まあ当ブログに公開した自作品はかなりいい線いってますよ。(爆)
当ブログのノウハウを営利目的で使う場合は、コンサルタント料金を頂戴な。(爆)



【基準レコードが必要】
距離感、奥行き広がりをリアルに再生すれば、音楽も心地よく鳴る様になります。
どこかに悪い所があれば奥行き広がりに影響が出て、空間が狭くなります。
そういう音を確認するための「基準レコード」が必要ですな。

探せば色々とあるんでしょうが、
●広い空間と非常にリアルな音が収録されている事。
●現在も入手可能かも知れない物。
●誰もが認める高音質で有名なレコード。
 つまり保証付きの高音質という事です。
 もし音が悪ければオーディオ機器が悪いと即断できますな。

この条件を満たすレコードが1枚。



【ラ・フォリア】
長岡鉄男推奨。
幸いにも復刻版が入手可能かも知れません。こちら→ La Folia De La Spagna
自己責任にてお願いします。
復刻版は180gで重量盤でした。
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16世紀とありますからルネサンス期の音楽で古楽です。でも曲は聴きません。(爆)
ごく小音量で遠くの方から聞こえる雀ちゃんのさえずりが素晴らしい。(爆)

SACDCDも出ています。
当方自作のフォノEQでアナログとSACDを比較してみますと、
  何やらノイズゲートが動作している様な感じで
  極々小音量の音がスーッと消えずに スーズズズプスプス (爆)
  みたいな感じに音がストンと落ちます。
  アナログ盤はそんな変な消え方はしません。
  SACD版は遠方への広がりとか距離感もアナログ盤に負けています。
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アナログが勝ち。
当方宅でレコードからデジタル録音した方が高音質だったりします。(爆)
下図はSACDとオリジナル盤での写真ですな。
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オリジナル盤はイントロ数秒の所が違いますしA面最後が無限ループです。
それ以外では復刻版の音質もオリジナルと同じです。オビに優秀録音とあります。
気のせい程度ですがオリジナルの方がかすかに艶っぽい音かも?

同シリーズの他の盤は入手困難です。
当方も全部は持っていませんし入手する必要もありません。
中古盤が安価に入手できるならお考え下さい。
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2016.09.04以下を追記。 注意です。
上のラフォリアを選ばずに、下図のSACDを選んでいませんか?
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こんな偽物の音質が大手を振ってまかり通っているオーディオの世界。
まったく困るでな。奥行きが皆無。横広がりで真っ平ら。
ビンボーくじ引いちゃった?(爆)
これを買った貴方の背中にいるのはビンボー神で間違いありません。(爆)
2016.09.04の追記は以上です。







【基準レコードを使う】
A面よりもB面の方が音質判断に使えます。
メロディーを追って音楽を聴かない方が音質に集中できます。
曲の合間に入っている会話、音の位置とか距離、残響音から判る部屋の広さ。
中程度の教会ホールだと思います。

「広い空間」を音質判断の基準にして、それがリアルに再現できれば音も良い。
そういう手段はとても判り易いですな。

シェルリードとか面白いですよ。パナ純正のシェルに付属の物は駄目でしたな。
遠くの残響が近くなりますな。細かい音が聴き取りにくくなる箇所もあります。
音が滲んで膨れます。ビニル線はやっぱり駄目だな。

広い空間が再生できる様になったら基準の役目は終わりです。
好みのレコードを楽しめば宜しいですな。
目を閉じれば、ここはノートルダム大聖堂?(爆)
今度はカーネギーホールです!(爆)
テレポーテーション!(爆)


酒が切れたら目を閉じても四畳半だったとか?(爆)
それは難儀ですな。全機器の見直しが必要かも?(爆)



メインの話は以上で終わりです。
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下記はおまけの話。 んまー、クラシック盤じゃない物で。
注意ですが、下に掲載したレコードは推奨盤という事ではありません。(爆)






【基準にしない方が良い】
音が良さそうですが音質検討に向かないレコードもあります。
これは一例です。サンタナの「アミーゴ」。
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(写真の右は「横尾忠則グラフィック大全」。ジャケット画が載ってます。)

この盤は、音抜けが良く混濁感が無く、ダイナミックさがあります。
これで音質検討すると、けっこうニチコンのFGが良かったりして。(爆)
でも本当に良い音に仕上がったのかな?
先に紹介した「ラ・フォリア」を再生すれば即断です。
壁の様な平べったい空間なら音が悪いという結果です。(爆)

「ラ・フォリア」が好ましい音の装置で「アミーゴ」を再生しても良い音ですよ。
「アミーゴ」が好ましい音の装置で「ラ・フォリア」が良い音かどうかは不明です。

まあフュージョン系は多重録音で音をいじってありますから
そのレコード1枚を用いて音質判断は難しいと思います。判断できません。
電子楽器が多い音楽も同様に音質検討には向きません。



【録音の違いを出す】
奥行きとか言っても元から収録されてない録音が大多数でしょう。
そういう場合でも判る事があります。
異なる音のするレコードを聴いて違いを確認します。
ほんの一例です。
キャロル・キングの「Her Greatest Hits
クインシー・ジョーンズの「Plays Hip Hits」  両方ともベスト盤LPみたいな?
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双方は各楽器の定位の仕方が違います。右の盤は前後の位置が少し判るかも?
場の雰囲気や残響も全然違いますな。片方は曇った音でもう片方は艶の乗る音。
どちらも個性のある音で、どちらが良い悪いという事はありません。

曇った音を改善して色艶を出す
   →元々が艶の乗った方を再生すると、くど過ぎる。
艶の乗った音を押さえ繊細にする
   →元々が曇った音を再生すると、引っ込んで暗い音。
その様な音作りはやらない方が良いんじゃないでしょうか?

そうかと言って、
この2枚が同じ様な音の鳴り方というのは最悪です。
全然違う音で鳴る方が色々なレコードを楽しめると思いますよ。
(CD版はレコードより音質差が少ないかもね?)



【年代の話】
日本の場合です。録音技術の年代を把握すると面白いですよ。
(多少の前後はあります。)

●1950年以前はSP盤。
●50年〜60年はモノラルのシングル盤が主流。
●60年代になってステレオのシングル盤となります。
●60年代中期に東京オリンピック、末にはカラーテレビが普及し始めて
 文化的にけっこう充実。市民の耳が肥えてくる訳ですな。
●70年代になるとマルチトラックレコーダーが導入された様です。
 ミキサー卓はトランジスタ回路かな? 凝った曲が増える訳ですな。
 4chレコードは駄目でしたな。
●70年代中期以降は録音スタジオにドルビーAが導入されてきます。
 ドルビーAで雑音を下げる効果は判り易かったんでしょう。
 雑音とともに音の鮮度も下げる効果がありました。(爆)
 平べったい艶の無い音になりました。(爆)
 PCM録音(低技術デジタル録音)もスタートします。(爆)
●80年代になりますとオペアンプ汚染が始まります。(爆)
 録音ミキサー卓には当時最新のNE5532が多用された様ですな。
 そしてCDが発売されて普及します。
●90年代はオーディオ衰退期です。(爆)
 代わりにWindows95がリリースされてパソコン時代です。
 2.54mmピッチのDAC-ICもありましたが徐々に面実装部品へ移行します。
 従来もラジオへの電波妨害については対策が必要でしたが、
 海外ではEMCの規格が確立されていきます。日本国内は10年遅れと言われてます。
 クロックのジッタなんていう話も90年代末以降です。(爆)
●00年。オーディオ技術はデジタル面で進歩しましたな。
 大衆向けCDはコンプレッサー掛けまくりのアホな音です。(爆)
 リッピングして波形を見れば常に最大音量。そういうCDは低音質です。

全滅。(爆)

でも、
悪い影響が少ない時代もありました。

それがこれとか?(爆)
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こういったマイナー曲じゃなくて、
下図の様な同時代の超有名盤もみんな音が良いんだなこれが。(爆)
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いずれの盤も鮮烈で生々しく艶がありダイナミック、キレがいい。そして生演奏。
以前は駄目オーディオで良さが判りませんでした。今になってよく判るという話。
中古市場で買ったらプチプチゾリゾリ雑音?…掛けですな。

高音質な「女のみち」ってちょっとアンタ。(爆)
試聴もせずに冗談ネタ扱いはいけません。(爆)


そして同時代の残響効果は「鉄板エコー」と呼ばれる嘘の空間なのである。(爆)
そんな偽残響でも高音質に聞こえるのだ。(2014.08.14追記)





【最後に】
自己責任にてお願いします。
当方はめんどくさいので一切サポート致しません。(爆)

以上です。






投稿も盆休みの予定。
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by ca3080 | 2014-08-09 09:52 | オーディオ&電子工作
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