高音質アッテネータ③簡易型CdS電子VRを作る

意外に作成は簡単でした。ギャングエラーも1dB以内に追い込めましたよ。
CdSの選別さえ出来てしまえば再現性も高いですな。



既製品フォトカプラMI0202CLを使用して簡易型の方を作りました。

【簡易型の回路図】
図は音への悪影響が少ない配置、配線の回路図になってます。
(今回の作成は実験という目的なのでR9だけがメイン基板に配置されます。)
クリックで拡大です。
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*電源はヘッドフォンアンプと同じ8.9Vからもらいました。
 PC2とPC3のGNDは、電子VR基板上のGNDに接続させないで下さい。
*VR1は当初Aカーブでしたが、ヘッドフォンアンプでは使いづらい。
 Aカーブだと、ほとんどマックスあたりで使う事になります。
 かと言ってBカーブでも何だか不満なので、R4を追加しました。
 Bカーブなら回転角中央で-6dBですが、R4によって-10dBくらいになりました。
*PC1、PC2、PC3はMI0202CLですが、LED側の最大定格は40mAです。
 LEDは徐々に劣化しますから、半分の20mA程度に抑えます。R7で設定です。
*C8を追加して積分回路とします。まあDCサーボと考えて下さい。
 C7は発振防止と高周波流入防止ですな。


【ギャングエラーの調整】
MI0202CLは選別して94.64%のマッチングペアを使いましたが、
実際に作ってみたら1dBくらいのギャングエラーが生じました。
まあ1dBなら調整も不要でしょうが、実験として調整可能かやってみます。

調整するには、低い抵抗値の側にD2とVR2を追加します。回路図参照。
LED追加ですがホビー用なら無問題。LEDの特性を考えたうまい手段です。
内部LEDに対しD2で補正するので、VF-IDカーブが合致していれば効果的ですな。
実際にはVR2がトリマーじゃなくて880Ω(1.2kと3.3kのパラ)を使ってます。
改善の具合は下記グラフとなりました。
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【組み立て例】
という訳で、こんな感じに組みました。裏側は半分も使っていません。
MI0202CLの「212」の脇にギャングエラー調整用のLEDが見えます。
見えていない部品はすべて面実装品です。0.1uFとかも安物のセラチップ。
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電子VRに配線する電源のワイアと可変抵抗のワイアはビニル線です。
電子VRの制御側は音質に影響ありません。
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それで音質はどうなったのさ?
まあR9が超高音質抵抗として、CdSを使った音は...
デールのCW-2Bを使ったATTと同等レベルの高音質に仕上がりましたよ!


【その他】
*基準電圧を5Vにしたので、可変抵抗の代わりに電圧制御式でも使えます。
 つまりマイコンのポートをD/A変換した出力(直流)で制御可能です。
 となると液晶表示とリモコンも可能ですな。
*ATTをパッシブプリアンプとして使おうと考えてる方へ。
 下図に示しますが、RCAケーブルの駆動能力が問題になりやすいです。
 RCAケーブルはけっこう寄生容量が大きいですよ。鈍った音になりがちです。
 (ソースセレクタのスイッチも微少信号切り替え用を使って下さい。)
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駄目だと思ったならバッファなどでインピーダンスを下げる事を推奨致します。
この辺は初めからバッファを使わないで、音を聞いて決めたらいかがでしょう?
モアモアでも音が好みであれば良いんじゃないですか?


*次回は標準型のCdS電子VRですが、フォトカプラも自作で挑戦します。
減衰量が取れるので使い勝手は良いです。音質も気になりますな。
その辺も確認してみます。


【注意事項】
上記は当方のオリジナル回路と検討結果なので勝手に真似しないで下さい。
記事を鵜呑みにせずご自身で実験評価して下さい。当方は一切サポート致しません。
以上です。














モアモアでも音が好み?
これの事ですかね? (爆)
e0298562_12582479.jpg

モアモア!  2016.04.24画像入替。

エッヘヘ 結構好きです。















2017.12.29追記。
9月から告知致しておりましたが、予定通りコメント蘭を削除させて頂きました。
今までコメント頂きました皆様には感謝申し上げます。ありがとうございました。



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by ca3080 | 2013-06-07 20:11 | オーディオ&電子工作
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