高音質アッテネータとプリアンプは次回以降に挑戦しますが、
メインの回路と部品については検討を終了してしまおうと思います。 コンデンサを極める、その前に すいません改善点があるんで、そっちが先です。反省反省。 【気付いた問題点】 現状回路では、ACアダプタの電圧が少し下がっても、動作的には問題ありません。 でもACアダプタは何ボルトまで下がるんでしょうか? 4.5V? そう考えると怪しくなります。音を確認すると影響がありました。まずいですな。 電源効率の考えが頭にあって電圧の余裕が少なかった様です。 当方の考えが足りなかったんですな。ボロが出ました。ご免なさい。 【DC/DC電源の電圧変更】 まずは単純にDC/DC電源の、トランスの巻き数を変更です。ちょっと面倒な作業。 変更した最新版の電源回路図を掲載しておきます。 【定電圧電源の高性能化】 次に、電圧を上げるだけじゃアホなんで、影響を受ける方も対策します。 音質も定評がある標準の定電圧回路ですが、回路変更で音も劣化するでしょうか? う〜ん逆でした。うまい回路で対策すると全体的に良い音になりました。(爆) こりゃいかん。 現状回路は下図左で、右の回路に変更します。トラ技に載ってた回路です。 でも、トラ技の回路はそのまま使うと音が良くありません。発振しやすいし。 という訳で、当方のネタを盛り込んで下図の様に改造します。(爆) C103の0.1uFを追加する所が改造最大のポイントです。 その代わりにC101は小容量でも安定動作しまして、発振しにくいですよ。 また過去の投稿ではQ101に2SC1216を選んでましたが、問題が見つかりました。 2SC1216は最大電流近くなるとhfe低下が著しい様です。リプルが増えますな。 よってトランジスタも適材適所に変更しました。 【電源変更の効果確認】 6Vp-pの矩形波でアンプを駆動して電源変動を見ました。 電源変動幅が改善されていますな。測定結果としても確認出来ました。 そこで更にもっと改善しよう、と考えるのが人情です。 でも、これ以上の回路変更は何だか尻がムズムズする嫌な感じがします。(爆) またC101を0.1uF程度にするとオーバーシュートが出ます。大丈夫でしょうか? その辺も波形じゃなくて音で判断しましょう。 そしてコンデンサを漫然と評価するんじゃなくて、 超越した視点からコンデンサを活用できるノウハウを公開致します。 【超ノウハウ・ふしぎな聴感定数】 ここに記載する内容は、定数による音の傾向です。 そんな事あるわけ無いだろ? オカルトだ! そう思う方は... このページは精神衛生上良くないので他のサイトへ移動はいかが?(爆) 超絶技法。世界初公開です。 当方は効果を発見しましたが、理由とか原理はまったく判りません。(爆) ・コンデンサ品種の音とは別の、定数別の音の傾向がある。 ・1uF+2uF=3uFの場合、3uFの音にはならず、1uFと2uFの音がする。 ・カップリングよりも、デカップリングの方がよく判る。 ・カットオフ周波数や、DACやパワーアンプなどの回路に影響されない。 ・もしかしてプロの何人かは一部の定数についてご存知かも知れません。 でも下図みたいに全容量については判ってないと思いますよ。 ・「無線と実験」誌1995年7月号107ページに掲載の某メーカー回路[図9]。 (掲載はしませんがバックナンバーをお持ちの人は確認可能です。) デカップリングが51pFのみ。出力電解には51pFが並列してあります。 たぶんコレです。 ・プラクトサウンドシステムで販売していたStyroflexNSFがあります。 あれは2700pFのみです。そいつもたぶんコレです。 39倍周期くらいで繰り返し傾向が現れる様ですな。何かの法則でしょうか? 聴覚の不思議、未知の聴感定数です。サンキュー係数?(爆) 赤系と青系は違う傾向の音なので一緒に使用しない方が良いですよ。 赤系なら赤系だけの組み合わせを使用します。(当方は赤系で統一。) 上記の傾向と品種による傾向はぶつかりませんから併用します。 更に上側に、赤系220uFがあります。やはりボーカル帯域が好ましい音です。 皆さんの自作品も、平滑コンのパラは1uFじゃなく赤系の方が良くなるかも? 試聴確認は自己責任で。実行して判別できなくても当方は知りません。(爆) 【コンデンサ音質ランキング】 次は品種による音質です。当方の主観ですから、ご参考という事で。 評価基準は「現実感」「空間奥行き3次元表現力」です。 高域が〜低域が~という観点の評価じゃなくて御免なさい。(爆) 「メリハリ」はオーディオの音、嘘の音です。現実世界には存在しません。 ※入力カップリング定数は0.01uFでもfo=16Hzで十分に試聴可能です。 ※欠点があっても小容量の並列で簡単に解決できる物は良い評価となってます。 その他、表に載って無い物で当方が過去に評価した結果を書いておきます。 当機に1uF以上は使えませんので、あくまで参考という事で。 ブラックゲートNXは粒子感があるものの9位くらい。 日通工のディップマイカはシンバルの音などクセがあるけど10位くらい。 ニッケミ導電性高分子PSシリーズは実体感が薄い音ですが16位くらい。 18位以下には駄目コンが並びます。 19 松下Pureism 20 エルナーCerafine 21 エルナーDUOREX 22 三洋OSコン 高域が凄く伸びるが奥行き薄い。他の物をパラっても改善せず。 23 松下X-PRO 24 ニチコンMUSEクリアグリーン VRなどの一般品から荒さを改善した音? 25 ニッケミAWF、ASF モチモチした創作音は他の物をパラっても改善しない。 26 ニチコンFineGold うそ臭い音です。エフェクター?奥行きが無い! といった順番です。 夢を壊して御免なさい。(爆) 【SEコンデンサを越える】 SEコンは昔から最高峰ですな。そして未だに頂点を譲らないSEコンは凄いです。 でもデカいし、非常に高額だから何とかしたい! そこで注目が積層セラミックです。2位に食い込んでるし。 8位にも積セラがありますが、特に良いのはC0G特性、NP0特性です。 そのC0G特性から、サンキュー係数の2700pFを選んで3並列にします。 2700pが3個で8100pFとなり、手持ちのSEコン0.01uFとの音の差は? ...あれ? 僅差だけど勝てる? 良いんじゃない? という訳で、なんかうまく行った気がします! しかも1箇所200円だ! *「超SEコン0.1uF」3種パラ 笑えるネーミングですいません。 TDK製 FK22C0G2A104J 160円くらいで入手可能か? 2700pF/100V C0G特性 C2012C0G2A272J 30円くらいか? 68pF/100V C0G特性 GRM1885C2A680J 10円くらいか? *「準SEコン0.1uF」3種パラ SEコン未満ですが近い。豊かな音で楽しめます! KEMET製 C330C104M1U5TA Golden Max! 40円くらいか? 2700pF/100V C0G特性 C2012C0G2A272J 68pF/100V C0G特性 GRM1885C2A680J *TDKのFK22C0G2A104Jは、長期在庫品や中古品は要注意です。 上図の右にある厚さ3mmの物は古い物ですが、ほんのわずかに固い音がする。 左の2個は新しい厚さ3.6mmの物で、こちらは問題ありません。 Digi-Key等で入手すれば問題無し。ちょっと注意ですな。 *2700pFと68pFは村田でもTDKでも良し。いずれも灰色~白い硬質セラミック。 電極も頑丈で半田ごてで10回程度こねくり回してもダメージは無さそう。 3216サイズと1005サイズはセラミック特有の「鳴き」がある?駄目かも? いや~ここまでコンデンサを追求できたのもSEコンのお陰です。 これで入力DCカット用(カップリング用)は決定しました。 【デカップリングの定数】 続いてデカップリングです。 0.01uF以上では色付けがありますな。大容量は悪化。小容量の方が良いです。 C101(C102)はやっぱり2700pFが良いと思います。加えて68pFで雰囲気が出ます。 品種は上記と同様にC0G特性のチップコンデンサです。 C103(C104)はC101より影響が強い。ここは「超SEコン0.1uF」を採用します。 【最新回路図】 DC/DC電源は上に掲載しました。アンプ部は下図の感じです。 C2は「準SEコン0.1uF」でも良さそうです。もう好みだけで決めましょう。 (D2をTr+抵抗2本の定番バイアス回路にすると音は悪化しC2の影響が強くなる。) 暫定のC5,R11は? あれ? 取っちゃっても小容量のC負荷で発振しないぞ? 部品やレイアウトに影響されますが、C負荷で発振しなければ削除でOK。 回路図上は2200pFを2700pFに変更し、要検討としておきます。 【その他】 ・ん~これは超越しましたな。(爆) まあゴールデンウィークはこれで楽しんでみようと思います。 ・評価用CDを2枚だけ記載しておきます。入手は自己責任で。 *Best Of Chesky Classics & Jazz & Audiophile Test Disc,Vol.2 Track14以降で、数種の距離感、奥行き感、空間の広さを評価できます。 デッドなスタジオと残響が多いスタジオも9フィートまで再生比較可能です。 機器のレベルが相当に高くないと距離感が曖昧になってきますな。 良い機器と良いセッティング環境の方は、スピーカーから再生すると 狭い自宅から録音現場にワープする体験ができます。(爆) またオマケの音楽も録音が良い。 *XLO Test & Burn in CD まあエージング用で有名ですが、そこじゃなくて Track6のキースジョンソン先生が話しながらマイクから歩いて離れていく録音。 スタジオの残響や距離感、奥行き感をリアルに再生できるかを評価します。 おまけの音楽もステージが広く、うまく再現できれば良いですな。 ・続きの高音質アッテネータは5月末くらいから始めます。 下図は有名な黒い抵抗ですな。パワーアンプからATTごと引越ししてみました。 抵抗もスイッチも値段が高くて困ります。音も100点満点じゃないですし。 と言う訳で、次は巻き線抵抗ATTを超越だ!(爆) どう見ても超高音質オーディオの基板には見えませんな。(爆) 【注意事項】 上記は当方のオリジナル回路と検討結果なので勝手に真似しないで下さい。 記事を鵜呑みにせずご自身で実験評価して下さい。当方は一切サポート致しません。 知らずに高周波発振したら違法電波も出ちゃって逮捕されちゃうよ!(爆) 以上です。 2017.12.29追記。 リンク等に関しましては適切にご対応頂ければ問題ありません。 「サンキュー係数」は「音質が良くなる」という抽象的な芸術的な表現を独自に主張するものであり、当方がオリジナルの発見者です。 性能が良くなる技ではありません。 ただ単に物理的な性能が良くなるためには「サンキュー係数」である必要性はありません。よってサンキュー係数以外の組み合わせなら単なる回路アイデアなので自由に使用できるという事ですな。 0.1u+0.01u+1000pなどはご勝手にどうぞという話です。 サンキュー係数の組み合わせを使っちゃったら、当方オリジナルな技を使用した、利用したという事になっちゃうと思います。 そんな感じでお願いします。 。
by ca3080
| 2013-04-19 17:41
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