ヘッドシェルの水平角度合わせ

シェルの水平と言いますか、カートリッジの水平ですな。





【調整可能な条件】
条件があります。
シェルの上面が平らである事。
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まあだいたいはOKと思いますが。(爆)









【丸型気泡管が必要】
水平を確認するにはボールを置いてみるのが簡単です。
球が転がらなければ水平です。
プラッター上にボールを置きまして、
ボールが転がらない様に台なり足を調整できます。

それじゃ、
ヘッドシェルの水平を出すには?
ベアリングみたいな小さい球でも使えませんな。
小型の水平器を入手するのが一番でしょう。

当方はこういう物を使っております。
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小型の丸型気泡管です。
裏側は茶碗の高台(茶碗の裏の外輪山)みたいにヘリの部分がせり出して
中央部は凹んでいます。小さいものに乗せる時には要注意ですな。









【プラッターの水平を出す】
水平を出すのは簡単ですな。
下図の様に足の高さを調整できるプレイヤーが多いと思います。
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水平になりました。
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完全に水平じゃなくても、ほぼ水平なら問題無い気もします。
まあレコード盤に対してカートリッジが平行かどうか? が問題でしょう。

しかしプラッターが水平ならば確認作業が容易になります。
という事でプラッターの水平を出しておいたほうが色々と便利でしょう。










【気泡管での判断】
アームの水平を調整する前に、気泡管を把握しておきます。
実際に使った感じから下図の様な目盛りになっている様です。
取説が無いので当方の推測です。保証はありません。
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気泡管の種類が違えばまた勾配率も異なるかも知れません。
ところで1/100勾配、2/100勾配などの用語は大丈夫ですか?
わからない場合は貴方ご自身がお調べください。(爆)

これをシェルの上に乗せてどう判断するかですが、
カートリッジの個体差(バラツキ)も考慮した方が良いと思います。
レコード盤の厚みも色々ありますし。重量盤とソノシートじゃ全然違います。
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上図はピュアストレート・アームの場合ですな。時計の針で9時−3時とします。
S字アームの場合は泡の向きが8時−2時くらいに傾きますな。









【アームベースの高さを調整】
次の作業です。アームの水平を出しました。
これにはアームベースの高さを調整します。
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まずは、
アームベースのロックを解除しておきます。
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次に、
下図の様に普段の再生状態と同じ高さになる様に、高さ調整しまして、
シェルの水平面に気泡管を乗せます。
カートリッジとシェル、指かけの位置によって高さが異なります。
下図の例では某メーカーの消しゴムがうまく合いました。
    消しゴムが無いとシェルが沈み込んで下がってしまいます。
    気泡管の重さが3.5gもあるので消しゴム等が必要ですな。
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アームベースの高さを調整します。
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OKになりました。
気泡管の十字の角度はアームの回転軸に合わせて判断するのが良いと思います。
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これを表にして残しておけば便利です。
気泡管を使って調整確認しなくても、表の通り設定すればOKでしょう。
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以上で調整確認が終わりました。
アームベースのロックを掛けて固定します。
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ついでに、
アームリフターの高さも調整しておきます。
これで完了。
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【ほんとうは違う!】
そんな簡単な訳ありません。
実際にはこうなります。(爆)
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これを、シェルの「首かしげ」と表現する事にします。

ヘッドシェルとアームの勘合はピッタリ余裕ゼロに作られてはおりません。
余裕=勘合の遊びですな。部品にはバラツキがあるため必ず遊びがあります。
余裕ゼロで作っちゃうとアームの穴に嵌らないヘッドシェルが出来ちゃいます。

こりゃまた、めんどくさいやいね〜。








【ジグで対応】
という事で、首かしげ対策ジグを作りました。
ジグがなくても気泡管で調整すれば良いんですが、
まあイージーオペレーションで使いたいのでジグを作成しました。
コの字のアルミサッシです。
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カートリッジの高さですが、当方の手持ちでは17mm〜20mmくらいでした。
これらのカートリッジに対応可能な寸法という事で、22mmのアルミサッシ。

それを切断しまして、バリ取りをしました。
もうひとつはジョイント用の板状アルミサッシですな。
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これを合体させます。
タップを切らなくてもビス+ナットで可能です。
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ジグはこれで完成です。
下図の様に幅を変更できますので、
最適幅である事を確認してビスで固定しました。
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当然ですが、
下図の様に設置した面とジグの上側は平行が担保されます。
アルミサッシが曲がっていると平行にはなりません。
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【首かしげ矯正】
こんな感じで使います。
アームの高さは先ほど調整しましたから、シェルの「首かしげ」だけが治ればOK。
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さて、どうでしょう?
一発でOKになりました。
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何かずいぶんと、
かなり簡単になった気がします。
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こんなネタでもパクって売ったら魂に外道の印が付いちゃう。(爆)









【今回のまとめ】
・プラッターの水平を出す。
・「カートリッジ+ヘッドシェル」に対する、アームベースの高さを出す。
・それらを表にしてまとめておく。
以上が準備段階です。気泡管が必要ですな。

さて、「カートリッジ+ヘッドシェル」を交換して楽しむ場合ですな。
それには上記にて作成した「表」と「ジグ」だけで交換可能です。
①表のとおりにアームベース高さを変更する。
②首かしげ矯正ジグを使ってヘッドシェルを固定する。
気泡管で確認不要。狙った水平になります。
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これにて完了。
あ〜楽ちんだ。(爆)








自己責任にてお願いします。
そして当方はめんどくさいので一切サポート致しません。(爆)
以上です。


















当然ですが、
ターンテーブルシートを変更したら全てやり直しです。
当たり前なので特に記載しておりません。
それが理解できない場合は残念ながら完璧にアホでしょう。(爆)


















何か今回は画像のアップロードが異様に遅いです。
エ◯サイトブログ側の問題だと思いますが、けっこう疲れた。
まったく困るでな。勘弁して頂戴よ。

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by ca3080 | 2017-01-15 14:01 | オーディオ&電子工作
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